
今日私は、コーチングにおいて、コーチとクライアントの「心の交流が大切」であると、改めて思わされましたので、そのこと
を書かせて頂きます。
その前に少し心理学のことについて、触れさせて頂きます。
人間は、過去に起きた嫌な出来事や、自分でも許せないような考えを抱いたりすると、それを「忘れてしまう」ことがあり
ます。
しかし、それは「忘れられた」わけではなく、その人が心の無意識領域に無意識に押し込めてしまいます。これを「抑圧」
といいます。この抑圧されたものはいつまでも無意識領域に留まらず、必ず意識領域に戻ってきます。
ですが、抑圧されたものは、そのまま単純に忘れたいたことを、思い出すのではなく、「症状という形」になって戻ってきま
す。
心の病で悩んでいる患者さんの症状が上記の原因で出ている場合があります。
その場合、精神分析療法においては、患者の症状から原因となったもの、つまり抑圧されたものを探りあて、それを意識
化する、つまり思い出すことによって、症状を消します。
精神分析家は、患者に自由に話させ、それを聞き、症状の原因が何であるかに気づき、それをみつめ、理解することを
手助けする存在です。(主体は患者にあります)
この際、重要なのが、分析家と患者との「心の交流」がもっとも重要で、両者間に信頼関係が生じなければ、治療は進
展しないのです。(この信頼関係をラポールと言います)
精神分析療法の唯一の治療道具は言葉なのです。
さて話をコーチングに戻しますが、コーチングにおいても、あくまでも主体はクライアントにあり、コーチはクライアントの話をい
かに注意深く聞き、クライアントの問題の原因が何であるかに気づきを与える手助けをします。
この際も、重要なのが、コーチとクライアントとの「心の交流」がもっとも重要で、両者間に信頼関係が生じなければ、コー
チングは進展しないのです。
コーチは、クライアントさんとラポールを築けるかが、コーチングの成功の鍵となる訳です。
私は、今後コーチングをする際、このことを忘れないようにしたいと思います。
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